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連携活動のベースとなる既存技術や従前からの活動概要
融雪用のマイクロ波を電源として、電気自動車の走行中給電を実現する手法について2019年度までの科研基盤研究(C)17K06452を通して研究してきた。2020年度はこれを発展させる方向で、導波管上をマイクロ波電源として、ワイヤレス電力伝送により雪を搭載したトロッコを走行させることにより、少ない電源装置でムラなく融雪する手法をワイヤレス電力伝送コンテストに応募し優秀賞を受賞した。
参加企業等と行いたい具体的な連携活動
本研究はこれを発展させたもので、融雪用トロッコだけでなく、除雪ロボットの給電に同じマイクロ波を用いてワイヤレス給電し制御し、広いエリアの除雪・融雪を少ないリソースで実現するものであり、実証実験に協力いただけるパートナーを探している。
連携活動の特徴
・中村 尚彦准教授、 中津川征士教授、研究室の本科5年生と協同して連携活動を実施します
・中村 尚彦准教授(科研の分担者)は機械専門であり自律走行型除雪ロボットを実用化しています
・中津川教授は、本装置に必要な整合回路、整流回路、ロボット制御、データ通信を担当します
参加企業等がメリットだと思う、連携活動により期待される成果
・融雪除雪の高齢者への負担をなくす自動融雪装置への実用化が期待されます
・電波を用いたワイヤレス電力伝送によりIoTを動作させるエネルギーハーベストに発展できます
発表内容に関わるWebページ
https://researchmap.jp/Antenna